玉野市は総合教育会議を開き、このほど第三者委員会から答申された小中学校の適正規模・適正配置について、全会一致で賛成する意見が出されました。
会議では、第三者による検討委員会が去年12月にまとめた答申内容について説明がありました。
具体的に中学校は、1学年3学級以上になるよう、3年後の2027年4月に統合することが望ましいとしています。
現在1学年3学級に満たないのは、7校のうち5校あります。
(1学年3学級未満=玉、日比、八浜、山田、東児)
また小学校は、複式学級になると見込まれた時点で、2028年度をめどに統合準備に着手することが望ましいとしています。
今年度複式学級があるのは14校のうち2校ですが、5年後の2028年度には5校が複式学級になる見通しです。
(今年度複式学級=後閑、鉾立2028年度複式学級見込み=玉原、大崎、山田、後閑、鉾立)
出席した教育委員は全員、答申内容に賛成の立場を示しました。
そのうえで、思い切った決断を求めるとともに、誤った噂が広まらないよう市民へ適切に情報提供することを求めました。
また、統廃合による教育環境充実のため予算を削らないよう市長に要望しました。
玉野市教育委員会では今後、答申を元に、適正規模化計画を来年3月までに策定します。
通学区域や教室の確保など、細かい環境を調整しながら、どの学校とどの学校を統合するかなど具体的な方針を示します。