玉野市の商業施設を運営する市の第三セクター「玉野街づくり株式会社」が株主総会を開き、きょう1月31日をもって解散することを決めました。
玉野市の第三セクター「玉野街づくり株式会社」は、玉野市宇野の商業施設「メルカ」を民間企業の宇野港土地と建設し36パーセントを所有して運営してきました。
建設時に県から17億7000万円を借り入れていましたが、人口減少や、市内外の競合の激化などにより、9億6400万円の返済が困難になったことから、返済の最終期限の去年の9月末を前に、会社は去年5月、岡山簡易裁判所に調停を申し立てました。
内容は、融資残金9億6400万円のうち資産の売却などで取得できる2億2000万円を県に返済し、残りの7億4400万円の債権放棄を求めるもので、県はこの調停案に合意し、去年9月の県議会で債権の放棄が可決され、去年11月30日に、返済しています。
事業は、宇野港土地株式会社がひきとり、メルカは引き続きショッピングモールとして営業を続けます。




