KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

倉敷市西阿知町の西原地区で防災イベントが初めて開かれ、地元住民などが防災の知識を深めました。

西原地区内３カ所を会場にして開かれた防災イベントには子どもから大人までの多くの地元住民が参加しました。
会場の１つの国土交通省高梁川出張所の敷地では災害に備えた防災体験コーナーが設けられました。
こちらは斜面の崩れ防止や、水害などの被害拡大を防ぐために使用する土のう袋をつくるブースです。
参加者は土のう袋を空き缶にセットし、スコップで土を入れていきます。
スコップの疲れない持ち方や土のう袋のくくり方などを教わりながら、いざというときに備え、学んでいました。
また、災害が起こったとき避難所などで使用する非常用トイレや、段ボールでできた簡易ベットも展示され、訪れた人は感触や寝心地を試していました。
飲食コーナーでは防災訓練の一環としてポップコーンや豚汁３００人分の炊き出しが行われました。
イベント中は満席になるなど多くの人が集まり、具が沢山はいった豚汁を食べながら地域の人たちが交流していました。
この防災イベントは多くの人に防災について知識を深めてもらおうと毎年地域住民で賑わう西原地区文化祭と合わせて行われました。
西原地区では安心・安全な地域づくりをしようと去年４月に西原自主防災会を立ち上げています。
今回の防災イベントは西原自主防災会にとって初のイベントとして行われました。
西原自主防災会は今後も試行錯誤しながらイベントを開催し、地域の防災意識を高めていきたい考えです。