玉野市の三菱重工マリタイムシステムズが海上保安庁向けに建造した大型巡視船の進水式が、きのう(14日)行われました。
今回建造されたのは全長約120メートル、幅約14メートル、総重量約3500トン、速力25ノット以上で(時速約46km)乗組員数42人の大型巡視船です。
尖閣諸島付近での巡回に配属される予定で、領海警備や海上犯罪の取り締まり、海難救助などの任務に就きます。
現在、内装の工事を行っていて、電光掲示板で外の船に指示ができる停船命令表示装置や消火の役割を果たす遠隔放水銃などが搭載されます。
進水式には、海上保安庁や三菱重工マリタイムシステムズの関係者など約40人が出席しました。
巡視船には沖縄と鹿児島の間に位置する奄美群島から名前をとって「あまみ」と名付けられました。
海上保安庁を代表して服部真樹海上保安部長が綱を切断し進水させました。
見せる玉野市で海上保安庁に引き渡される3500トン型の巡視船は「あまみ」で3隻目です。
「あまみ」は今後内装工事などが行われ、2025年度内に海上保安庁に引き渡される予定です。