倉敷市はスマートフォンが普及し多くの人が緊急速報メールなどで避難指示などの防災情報を受信できる状況にあることから来年度(2025年度)で市内の防災拡声塔を廃止する方針です。
スマートフォンを持っていない人に防災情報など知らせる緊急告知FMラジオを活用してもらおうと今年度から購入補助の対象を広げました。
倉敷市が発令する避難指示などの防災情報や緊急地震速報を受信すると自動で起動し情報を知らせてくれる緊急告知FMラジオです。
倉敷市では現在こうした緊急時の情報を緊急告知FMラジオやスマートフォンの緊急速報メール、そして市内各地にある防災拡声塔などを使って市民へ知らせています。
現在、スマートフォンの普及にともない多くの人が緊急速報メールなどで防災情報を速やかに受信できるようになってきています。
こうした現状から倉敷市は市内355カ所にある防災拡声塔を来年度末(2025年度)で廃止する方針です。
廃止にあたりスマートフォンを持っていない人に向けて防災情報を届けられる環境を整備しようと倉敷市は緊急告知FMラジオの購入を補助する制度を始めています。
通常1万円程度する端末を2000円で購入できるように補助します。
対象は倉敷市内に住んでいて、スマートフォンを持っていない人です。
昨年度まで65歳以上のみの世帯などが対象でしたがスマホを持っていない人に広げました。
緊急告知FMラジオはFMくらしきや児島と玉島の市民交流センター玉島信用金庫、水島信用金庫の各店舗などで購入できます。
65歳以上を対象にした昨年度は600台の申し込みがあったということです。
今回は小学生などスマートフォンを持っていない人であれば補助の対象になります。
緊急告知FMラジオは受注販売となるため注文してから届くまでに2ヵ月程度かかるということですので早めの注文をお願いします。