倉敷市浅原の重井薬用植物園で、端午の節句に合わせてショウブの観察会が開かれました。
ショウブの観察会には親子連れなど13人が参加し、重井薬用植物園の片岡博行園長から説明を受けました。
湿地に咲く紫色の花。
こちらは、ショウブの花ではなくカキツバタです。
ショウブと間違えられることが多いカキツバタやハナショウブはアヤメ科で、実はショウブ科のショウブの仲間ではありません。
ショウブとアヤメ科の植物は花の形だけでなく葉の匂いも異なります。
ショウブは葉を傷つけると爽やかな香りがするため、その香りが邪気を払うとして端午の節句には葉を風呂に浮かべる「しょうぶ湯」を楽しむ風習があることも説明されました。
そして、特徴や歴史を学んだ後は、参加者へのプレゼントとして園内のショウブの切り取り体験も行いました。
重井薬用植物園では、事前予約制で園内の植物を無料で見学することができます。
詳しくは、ご覧のところまでお問い合わせください。
TEL086-423-2396