玉野市や岡山大学、遺伝子検査事業を行う企業などが連携して取り組んでいる、遺伝子解析サービスを使った生活改善アドバイスがきょうからたまの病院で始まりました。
これは玉野市や岡山大学、たまの病院、遺伝子検査サービスを行うNTTプレシジョンメディシン株式会社など、協定を結ぶ5社が遺伝子情報を活用した健康増進を目的に去年10月から取り組んでいる事業で、特定検診や人間ドックの受診に訪れた玉野市民の希望者に無料で遺伝子解析サービスを提供しています。
今日から始まった生活改善アドバイスでは岡山大学病院の医師や認定遺伝カウンセラー、市の保健師などが受診者におよそ1時間検査結果を説明しました。
遺伝子解析はガンや高血圧など約90項目の疾患についてその発病リスクを遺伝子情報のみで割り出します。
現在、人間ドックや特定検診で症状が出ていなくても遺伝的に発病する可能性があるものはハイリスクとして表示されます。
これにより遺伝子解析結果と特定検診の両方の観点から病気の発症を防ぐために気をつけるべき生活習慣や検診のタイミングなどについて早期に指導できるようになります。
今年度は週1回1日5人にアドバイスを行います。
新年度は対象者を100人に拡大して事前説明会を開き、アドバイスを行っていく方針です。




