総社市立阿曽小学校の3年生が1学期で取り組んでいるハッカの地域学習です。きょう(14日)は、子どもたちが栽培したハッカを飲み物やデザートにして味わいました。
阿曽小学校の3年生は、5月から2カ月間、学校でハッカの鉢植えを栽培してきました。きょう(7月14日)は、児童21人が自分たちで育てたハッカでデザートを作る授業に臨みました。
まず、収穫からおよそ2週間乾かしたハッカの葉を1枚ずつちぎっていきます。袋に入れてシャカシャカ振ると・・・。
クッキングを指導するのは、総社産のハッカ復活プロジェクトに携わる「総社商店街筋の古民家を活用する会」の金丸由記子さんたちです。
レモンのような爽やかな香りのするハーブ「レモングラス」を混ぜると、ハッカのお茶になります。
次に、児童から茶葉を集め、沸騰したお湯で煮出します。
お湯を入れた直後は爽やかなグリーンだったのが、15分ほどで濃い茶色に変わりました。煮だしたお茶を原液に、炭酸水を注いでハッカソーダにして味わいます。
確かに、炭酸水で泡が立ち、ビールのように見えますが、味はどうでしょうか。
もう一品、ハッカゼリーを作ります。沸騰したお湯にハッカの茶葉、ゼラチン、砂糖を入れて混ぜます。3分経ったらザルでこして、カップに注ぎます。このあと冷蔵庫に入れて90分ほど冷やして固めて、昼の給食と一緒に味わいました。阿曽小学校3年生は、
かつて総社で栽培がさかんだったハッカを育て、郷土愛を育む
地域学習に取り組んできました。ハッカを栽培する農家や乾燥などの作業を見学して、総社とハッカの歴史やうまく育てるコツも学びました。




