倉敷市内で特殊詐欺や自転車の盗難が相次いでいることから、水島警察署管内でスーパーマーケットの買い物かごの中にチラシを設置する取り組みが始まりました。
水島警察署は、買い物客がかごを手に取る際、必然的にかごの中を見ることに着目し、スーパーマーケットと協働して買い物かごの中にラミネート加工した防犯チラシを設置しました。水島警察署管内では今年6月までに窃盗や暴行などの犯罪が去年の同じ時期と比べて114件多い、310件発生しています。そのなかでも鍵をかけていない自転車やオートバイが盗まれる事件が多く発生しました。チラシは自転車やオートバイへの施錠の徹底を呼び掛けるものや、増加傾向にある警察官を騙るオレオレ詐欺への注意を喚起するものなど4種類が50部用意されました。
ハローズ広江店では、 警察官が詐欺への注意喚起をしながらチラシ入りの買い物かごを手渡しました。
また、店内のサービスカウンターでは店員が客にチラシを配布し防犯意識を高めています。
この取り組みは水島警察署管内7ヵ所のスーパーマーケットで行われていて、地域住民が頻繁に訪れるスーパーマーケットで啓発活動を行うことで防犯意識の向上が期待されます。