大原美術館が所蔵するエル・グレコの名画「受胎告知」が今年、66年ぶりに修復されています。作業開始からおよそ2週間が経過したきょう修復方法や現状などが公開されました。
修復を手掛けるスペインの修復家エバ・マルティネスさんなどが出席し報道向けの説明が行われました。エル・グレコの「受胎告知」は今から300年以上前に描かれたもので1922年に児島虎次郎が購入しました。大原美術館を代表する名画の1つで過去、1592年に修復されていますが今年、66年ぶりに修復作業が行われることになりました。
今月17日から始まった修復作業では主に2つの処置が施されます。1つは、絵の表面にある汚れや保護のために塗られた塗料を取り除く作業です。経年劣化や汚れの付着で本来の色合いが損なわれていたためそれらを取り除くことで絵が描かれた当時に近い姿に戻します。その後、過去の修復で行われた過剰な加筆を取り除くとともに欠損した部分を絵の具を使って修正します。現在は、表面の汚れや加筆部分の除去が完了し絵の修正作業が進められていて来月(8月)中旬の作業完了を予定しています。修復を終えた受胎告知は今年の9月以降に公開される予定です。




