絶滅が心配されている「ミズアオイ」が岡山県内で唯一自生する倉敷市加須山で観察会が開かれました。
ミズアオイは、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。
倉敷市加須山の倉敷川沿いは、県内唯一のミズアオイの自生地となっていて、1987年ごろから市や重井薬用植物園、倉敷市立自然史博物館友の会が保全活動を行っています。
ミズアオイや周辺の環境を知ってもらおうと開かれた観察会には、およそ40人が参加しました。
まずは、ミズアオイの生態や今年の生育状況について話を聞きました。今年は、ミズアオイを食べるジャンボタニシなどの被害はあまり多く見られませんでしたが、去年より花が少ないそうです。
参加者は、自生しているミズアオイのほか、自然史博物館友の会のメンバーが育てた自生由来の花を観察しました。
そのほかにも河川敷で日本の伝統的な秋の色を探すゲームを行い、自然への理解を深めていました。
ミズアオイの見ごろは今月いっぱいの見込みです。
来年3月には種まきを行う予定です。




