今年も残すところあと2ヵ月あまりとなりました。
倉敷市羽島の天神窯では、来年の干支「丙午」をかたどった香合の窯出しが行われました。
凛とした立ち姿をした馬の作品を出来栄えを確かめながら一つ一つ丁寧に取り出していきます。
倉敷市羽島の天神窯では干支をモチーフにしたお香を入れる香合を1948年から毎年製作しています。
今年も3日前に窯入れが行われ、けさ、2代目の岡本篤さんが製作した香合が次々と取り出されました。
来年の干支は「丙午」です。
高さ8.5センチ、幅4センチで岡本さんが岡山大学馬術部の厩舎で馬を観察し顔を上げて周りを見渡す瞬間を捉え、作品に落とし込んだそうです。
辰砂という釉薬に銅を混ぜて仕上げられ、つややかな赤色の力強い作品になっています。
この干支の香合は200個ほど製作する予定であす(24日)から26日(日)まで倉敷市羽島の天神窯で展示・販売されます。