倉敷市の写真愛好家グループ「写友くらしき小町」の作品展が、倉敷市立美術館で開かれています。
会場には、会員11人による作品84点が展示されました。
写友くらしき小町は、倉敷市片島町にあるナカイ写真工房の中井正人さんを講師に、くらしき健康福祉プラザで月に1度活動しています。
自由なテーマで1人3点ずつ出品した写真は、会員それぞれの個性が光ります。
高校生の頃から写真撮影が好きな吉原浩子さんは、夫と訪れた場所で撮った作品を多く展示しています。
玉野市の渋川マリン水族館で収めた1枚は、水槽に伸びる夫の手がまるで魚に語りかけているかのようです。
写真歴15年ほどの渡辺稔さんは、総社市の備中国分寺で撮影した作品を出展しました。
太陽に少し雲がかかり、縁がくっきりと見える瞬間をねらっていると偶然ハトが羽ばたく様子も捉えられたそうです。
また、「アートな世界」をテーマに会員から集めた作品も並びます。
身の周りの風景も見る角度や距離を変えたり反射を活かしたりするとアートが隠れています。
そのほか、県展やさまざまな写真コンテストで入賞した作品も展示され、合わせて楽しむことができます。
写友くらしき小町の写真展は、来月3日(月)まで倉敷市立美術館で開かれています。




