倉敷市で小さな和紙人形の作品展が開かれています。
今にも声が聞こえてきそうな倉敷千歳楽や、美しい白壁の街並み・・・。
6センチほどの小さな和紙人形でつくるジオラマ作品の世界が広がります。
倉敷美観地区の倉敷物語館で開かれている「小さな和紙人形展」。
作者は、広島県広島市在住の和紙人形作家・浜田文子さんです。
浜田さんは、1994年から和紙人形作りをはじめました。
その時に出る和紙の切れ端を使って何かできないかと思い、3センチほどの人形を作ったのが、小さな人形作りの始まりです。
小さな人形で最初につくったジオラマが、この「さあー祭りだ!寄っといで」。
江戸時代の祭りを躍動感たっぷりに表現しました。
以降、各地のお祭りの様子をジオラマで表現していて、今回の作品展では、2007年から5年間倉敷に住んでいた際に制作した倉敷を舞台にした作品を中心に、広島県の祭りなど20点以上を集めました。
こちらは、江戸時代から続く倉敷の一大祭り・阿智神社の秋季例大祭の御神幸行列です。
人形だけでなく、倉敷美観地区の建物も忠実に再現していて、素隠居の「じじ」「ばば」やお囃子など、100体以上の人形が列をなす姿は圧巻です。
浜田さんは、作品作りで忠実さを大切にしていて、お祭りの際は実際に足を運び、デジカメとメモ帳を持って取材を行います。
祭りの準備から関わることもあり、広島県三原市の一大イベント・神明市で子どもたちが張り子のだるまを被って歩く行事が60年ぶりに復活した際は、張り子だるまをつくるボランティアに参加し、祭り当日まで追い続けました。
訪れた人は、生き生きとした姿の人形と緻密に再現されたジオラマを目に焼き付けていました。
小さな和紙人形展は、あす3月1日(日)まで、倉敷物語館で開かれています。




