ものづくりの現場を舞台にした新しいアートイベント「瀬戸内産業芸術祭」が、あす(3日)から瀬戸内エリアで開かれます。
瀬戸内産業芸術祭は、岡山県と愛媛県あわせて7ヵ所の工場などを巡りながら、ものづくりとアートのコラボレーションを楽しむ新たな形の芸術祭です。
倉敷市児島の野﨑家旧宅では、表書院の廊下に綿花畑を模した作品が広がります。
「一粒の布」と題され、東京などを拠点に空間デザインを手掛けるSYMBOLPLUSが、児島ジーンズ組合のメンバーとともにピアノ線を差し込んだ本物の綿花およそ1500本でかつて児島に広がった光景を表現しました。
合わせてスタンプラリーが行われ、児島ジーンズストリートの工場やショップを訪れ台紙にスタンプを押すと、自分だけの作品を作り上げることができます。
玉野市では、4ヵ所が会場となっています。
1829年創業のナイカイ塩業は、年間およそ14万トンの塩を製造しています。
展示室には、塩を使った空間アートを手がける山本基さんの作品が登場しました。
山本さんは、小さな出来事や大切な人との記憶の積み重なりを塩の渦として、ナイカイ塩業で作られた塩を使って描きました。
学生服の製造販売を行うトンボは、今年で創業150周年を迎え、全国1万5000校の制服や運動着を手掛けています。
工場内を巡りながら、制服にまつわる3つのオーディオドラマを聞くことができます。
制服の縫製をしながら社員が考えていること、制服に袖を通す高校生の気持ちなどさまざまなテーマの話を作業の様子や制服を実際に見ながら楽しめます。
開幕を前に玉野市役所でオープニングイベントが開かれました。
イベントを主催する日本産業芸術財団の伊藤正裕代表理事をはじめ、展示の監修を務めた建築家の妹島和世さん、玉野市の柴田義朗市長など関係者およそ120人が出席し、芸術祭の開幕を宣言しました。
瀬戸内産業芸術祭は、あす(3日)から今月31日まで開催されます。
チケットは、予約サイト「アソビュー!」から購入することができます。
個別チケット1枚880円小学生以下無料一部の会場時間帯で売り切れあり




