去年の西日本豪雨で被災した玉島消防署真備分署の建物の改修が終わり、きょうから業務再開です。
1年ぶりの真備分署での業務再開にあわせ、倉敷市消防局の田村浩局長は災害から1年間、真備町の復興へむけて業務にあたった職員に感謝し、「去年の災害を教訓に住民の安心につながるよう今後も業務にあたってほしい」と訓示しました。その後、職員は車両点検を行って、通常業務につきました。真備分署は去年の西日本豪雨で建物の2階まで浸水し、消防車両2台が水没する被害を受けました。被災後は真備保健福祉会館に消防署の分署機能を移して業務にあたってきました。今回の改修では、浸水した高さ以上の場所に電源コンセント、通信指令用のサーバーと配線、緊急用発電機を設置しました。また、被災当時、建物に避難していた住民3人が、水かさが増したことでさらに2階窓から外へ避難したことから、緊急で外へ出るために階段と観音開きの窓も設置しています。きょうから分署での業務を再開させた玉島消防署真備分署では、「日常の安全点検、消防や救助訓練は外から見える場所で行っていき、被災した住民に安心感を与えていきたい」としています。