倉敷市真備町の画家板谷雅比さんは去年の豪雨災害を乗り越え作品展をギャラリー十露で開いています。
鮮やかな色合いで表現されたギリシャのエーゲ海やヨーロッパの街並み。
会場には、板谷さんが被災してからの1年で描いた作品およそ40点が並びます。
倉敷市真備町辻田の板谷さんは、去年個展を開く予定で3月に取材旅行でギリシャに行くなど準備を進めていました。
しかし、7月の豪雨災害で自宅兼アトリエが1階の天井まで浸水し、自身の作品およそ50点や画材、今まで集めてきた画集などをすべて失ってしまいました。
たくさんの人の後押しを受けた板谷さんは、被災後に再び絵を描き始めたことで、気持ちの整理ができたそうです。
「板谷雅比 ヨーロッパ風景画展」は今月14日(月)までギャラリー十露で開かれています。