県内各地の酒蔵で、新酒の寒仕込みが本格化しています。
総社市清音の酒蔵、ヨイキゲンでも作業がピークを迎えています。
酒母と麹、仕込み水が入った直径およそ1・5メートル、高さおよそ2メートルの3千リットルタンクへ、蒸した酒米が加えられ、杜氏が かい棒でかき混ぜて発酵を促します。
周囲には独特の甘い香りが立ち込めました。
ヨイキゲンでは今シーズン、県内産のアケボノやオマチなど、およそ6トンの酒米を使って新酒を仕込みます。
24日は、およそ70キロの酒米で純米酒の仕込み作業が行われました。
この冬は暖冬の影響もあり、例年に比べ温度管理が難しいということですが、酒を発酵させるタンクを冷水で冷やすなど、対策は万全で新酒の仕上がりは良さそうだということです。
ヨイキゲンの新酒の仕込みは4月初旬頃まで続けられるということです。
また、3月下旬には、出来立ての新酒を販売する「新酒まつり」が行われます。