江戸後期の浮世絵師歌川広重が描いた代表作「東海道五十三次」が玉野市で公開され、多くの市民が浮世絵の傑作を楽しみました。
中央公民館ギャラリーには貴重な名画をみようと、開場前から100人を超える長蛇の列ができました。東海道五十三次は歌川広重が、江戸から京都まで53の宿場を描いた風景版画です。今回は、静岡県のMOA美術館が所蔵する「保永堂版」と呼ばれる初版全55作品のうち、出発点の日本橋をはじめ、箱根や終着点の京都など選ばれた10点が展示されました。雪が降りしきる夜更けの情景を表現した「蒲原夜乃雪」という作品は、人物の足に黒く掘り残しがあり、初版ということが裏付けられる作品です。
学芸員によるセミナーも開かれ作品の解説も行われました。
【インタビュー】訪れた人はー
今回の公開は1日限りで昼までに1000人を超える人が訪れ、浮世絵の傑作を楽しんでいました。