国道2号線で進められてきた倉敷市エリアの立体4車線化が完成し、14日から全線通行が始まりました。
4車線化したのは倉敷市片島町から船穂町船穂までの2・7キロです。
平成19年度に着工し、すでに完成している倉敷市新田から片島町の区間と合わせ、7・7キロが4車線になります。
平日の混雑時におよそ24分かかった高梁川大橋の通行時間は、3分の1のおよそ8分に短縮されるということです。
立体4車線化により、交通渋滞の緩和や交通事故の削減など、様々な効果が期待されています。
観光面では、倉敷美観地区などの倉敷中心部や広島・山口方面へ向かう山陽自動車道の玉島インターチェンジとのアクセスも改善されます。
国土交通省岡山国道事務所の試算によると、玉島インターチェンジから倉敷美観地区への経路は、休日・午前の時間帯はおよそ5分短縮され、16分ほどの所要時間となります。
また、物流の効率化、安全・安心の向上も期待されます。
これまでは、多くの運送業者が渋滞回避のため、始業時間を繰り上げていました。
今回の立体4車線化で高梁川周辺の交通混雑を考慮した勤務体系が解消され、働き方改革の推進につながりそうです。