22日、岡山市の60代女性が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。岡山県内で感染が確認されたのは初めてです。また濃厚接触をしていた
早島町の男性を含む3人もPCR検査が行われています。
新型コロナウイルスの感染が確認されたのは岡山市北区に住む60代の女性です。女性は今月9日から15日まで個人旅行でスペインを訪れていました。
帰りの15日は、成田空港から新幹線と在来線を利用して、岡山市北区の自宅に
帰っています。帰国から2日後の17日、女性に発熱やのどの痛みが出たため
帰国者・接触者外来を受診しましたが、受診時に、熱がなかったため医師の判断でPCR検査は行われませんでした。その後も女性は熱が続いたため21日に再度帰国者・接触者外来を受診しPCR検査を行ったところ22日に陽性と判明しました。現在、のどの痛みがありますが症状は安定しているということです。女性は帰国から22日までは外出をせず、主に自宅で過ごしました。今日以降、病院へ入院する予定です。
女性との濃厚接触者は家族の3人とされています。一緒に2人でスペインへ旅行していた別居の岡山市の長女と同居している60代の夫、2度実家を訪れ会話をした早島町に住む30代の長男です。岡山市は3人にPCR検査を行い23日に
結果が判る予定です。
伊原木知事は、クラスター感染が発生している大阪などの地域への訪問を極力控えるよう強く訴え、県内での感染拡大を防ぐため、県民一丸となって取り組むよう呼びかけました。岡山県では今月5日、倉敷市の男性が帰省した高知県で感染が確認されていますが、県内で感染が確認されたのは岡山市の女性が初めてです。PCR検査の結果は23日中に発表される予定です。