倉敷市中央の工房イクコでは現代作家の創作人形や端午の節句飾りを集めた人形展が開かれています。
会場には、10人の現代作家による創作人形と江戸時代末期から昭和初期にかけての端午の節句にちなんだ人形や鎧兜およそ200点が並んでいます。
県内外から集められた五月人形や鎧兜などの中には今では珍しくなった貴重なものも見ることができます。
江戸時代末期から明治にかけて製作された「御所人形」と「三つ折り人形」です。
人形の顔は、桐のおが屑と貝殻の粉などを混ぜた粘土状の素材で素地を作る「桐塑」と呼ばれる伝統技法で作られています。
人形の顔肌は時間が経過しても作られた当時の輝きや滑らかさを残していて人形師の技術の高さを感じることができます。
「人形展 むかしむかし・・・」は、今月12日(日)まで、倉敷市中央の工房イクコで開かれています。