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倉敷市児島の旧野﨑家住宅で備前焼作家６人による建物と備前焼の調和を楽しんもらう特別展示が開かれています。

蔵が立ち並ぶ中庭に備前焼作品が溶け込みます。
江戸時代末期に塩田を開き財を成した野﨑家の旧家全体を会場に備前焼作家６人の作品およそ８０点が展示されています。
作品は花器や置物で伝統ある建物の中に調和するよう配置されています。
作家の瀧川卓馬さんは７５匹の狐の作品を展示しました。
児島の由加山に伝わる鬼「阿久良王」の民話をモチーフに制作しています。
また宮尾昌宏さんは表玄関に板の作品を展示しました。
板には丸い模様があり湯呑など別の作品を板の上に置いて焼きあげることで独特の模様を生み出しています。
この展示は建物や庭など様々な場所に溶け込む備前焼の新しい可能性を追い求めようと瀬戸内市の備前焼作家高原卓史さんが中堅やベテランの作家に呼びかけてはじめて開きました。
備前焼作家６人による特別展は６月２１日まで倉敷市児島の旧野﨑家住宅で行われています。