総社市上林の総社吉備路文化館では、総社市出身の書家・高木聖鶴さんと長男・高木聖雨さんの企画展が開かれています。
企画展では総社市と総社市文化振興財団の所蔵作品から18点が展示されています。
この企画展は、5月10日に開催予定だった高木聖鶴児童生徒競書大会が新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、大会の上位入賞者の作品展開催ができなくなったことから、競書大会の立ち上げに尽力し大会委員長を務めていた高木聖鶴さんと、聖鶴さんの遺志を継いで現在大会委員長を務めている高木聖雨さんの作品を一堂に展示しようと企画されました。
平安時代の古筆に基づく「かな」の美を極めた聖鶴さんの美しく流れる作品と日本を代表する漢字書家として篆書、隷書、楷書などあらゆる字体に取り組む聖雨さんの力強い作品が並んでいます。
親子でありながら、書家としては全く異なる個性を持つ2人の作品を一堂に見ることができます。
高木聖鶴・高木聖雨展は6月14日(日)まで総社市上林の総社吉備路文化館で開かれています。