政府による新型コロナウイルス感染拡大予防の移動制限が、きのう19日に解除され、初めての週末を迎えました。
岡山県有数の観光地・倉敷美観地区では、客足が徐々に戻りつつあります。
香川、広島など、比較的近い地域のナンバーが目立ちます。
新型コロナの影響で美観地区の客足が落ち込んで以来、初めて満車になりました。
倉敷川沿いを歩く人も少し増えた印象です。
県境を超えての移動制限が解除されたのを受け、県外から美観地区を訪れる人が多くみられました。
地元・倉敷の人も、観光客が戻ってきているのを実感しているようです。
雑貨店でも、以前より客足が戻りつつあるそうです。
しかし、一部の店では閉店・撤退を決断したり、引き続き営業を自粛するなど、まだ元の状態には戻っていません。
集客力のある美術館も長期休業中です。
そして、観光バス駐車場は、週末なのにご覧の通り。
観光関係者によると、国内外の団体客はしばらく見込めないということです。
そこで、倉敷観光コンベンションビューローは、観光客が多く訪れる土産店や飲食店でのにぎわいをつくろうと「倉敷ちょっとお買物券」の配布を始めました。
くらしき川舟流しや児島・新倉敷駅でのレンタサイクルを利用した人に、対象の72店舗で使える500円の商品券を配るものです。
夏休みの繁忙期に向け、県内や近くの地域から訪れる観光客をいかに呼び込むかが今後の課題になりそうです。