小田川と高梁川の合流点付け替え工事のため掘削を行っている南山の工事現場が報道陣に公開されました。
南山の掘削は小田川の合流点付け替え事業のメインとなる工事です。
高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所では南山の掘削を去年11月から樹木の伐採を始め、1月から本格的な工事に着手しました。
現在は標高76メートルの南山の山頂からおよそ20メートルの掘削が進んでいます。
南山の掘削現場では、通常ダムの工事で使われる規模の重機を使い、土を掘り起こしていました。
小田川合流点付け替え工事は合流点を4.6キロ下流へ下げることで、増水した時の高梁川の影響を受けにくくします。
今年度もさらに掘削を進め、山頂からおよそ40メートルまで達する見込みです。
今後はさらに工事を進め、最終的には山頂から70メートルまで掘削することで南山の大部分を小田川が流れるようになり、柳井原貯水池へとつながります。
小田川の合流点付け替え工事は令和5年度末に終える予定です。