倉敷市真備町尾崎地区の避難所となっている神社に国とNPO法人が連携し、新たに洋式の仮設トイレを設置しました。
新たに仮設トイレが設置されたのは、尾崎地区で災害時の届出避難所となっている熊野神社です。
西日本豪雨災害時、熊野神社の境内には地域住民200人以上が避難しました。
当時の神社には古い汲み取り式の和式トイレしかなく、足腰が弱い人や女性などから「トイレが使いづらい」、「不衛生だ」などの声があがり神社への避難をためらう人も多かったということです。
新たな仮設トイレの室内には洋式便器と小便器のほか手洗い用の給水タンクに鏡、換気窓などが配備され既存のトイレよりも快適に使えるようになりました。
尾崎地区の地域住民からあがっていた要望を、高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所が聞き入れ、西日本豪雨被災地で支援活動を行うNPO法人ピーウィンズ・ジャパンと連携し先月末に設置しました。
洋式の仮設トイレは7月末までは、ピースウィンズ・ジャパンがレンタルしたものを設置し、8月以降は国が建設会社に受注したものを常設します。
高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所では、些細なことでもよいので何か困ったことがあれば要望して欲しいということです。