倉敷市の絵画愛好家グループ「BAKUの会」が、新型コロナの影響で一時活動を休止したものの先月から精力的に活動を再開しています。
22年前に発足したBAKUの会には、倉敷市内の60代から80代の男女12人が所属しています。
週1回公民館などで活動をしていますが、新型コロナの影響で3月から5月まで活動を中止したため、きのう(7日)から始める予定だった年1回の作品展も中止となってしまいました。
きのうの週1回の集いには、会員8人が集まりました。
会員たちは、メンバーの1人をモデルにクロッキーをしたり自分の作品を描いたりしたほか、会員それぞれの自信作を持ち寄って展示をしました。
油彩や水彩、クレパスなど様々な画材を使った個性的な作品が並びます。
会員の中で最高齢の池田吟子さん(89歳)は、骨折で長い間入院し、退院したときの気持ちを色鮮やかな自画像で描いています。
倉敷市船穂町の加治屋 良弘さんは、クレパスで抽象画を描き、手作りのフレームで縁取っています。
そのほかにも、緩衝材を溶かしてつけた凹凸が特徴的な作品や、さわやかな色合いの夏ミカンの油絵など、様々な作品が並びます。
BAKUの会は、来年4月の作品展に向けて活動を続けていきます。