貴重な種類のチョウやガを鑑賞できる展示会が倉敷市自然史博物館で開かれています。
こちらは日本で一番美しい「ガ」と言われている「サツマニシキ」です。その名の通り錦のような美しい色で「チョウ」ではないというのがびっくりですよね。
倉敷市自然史博物館には2万3000点を超えるチョウやガなどが展示されています。
これらは岡山県と広島県の4人のコレクターが収集した標本で去年、自然史博物館に寄贈されたばかりの初公開のものです。
岡山県で絶滅の恐れがある野生生物のリスト=岡山県版レッドデータブックに去年、絶滅と改定された「ヒョウモンモドキ」や「ヒメシロチョウ」を間近に見ることができます。
また、いまでは採集できない天然記念物に指定される前の昭和30年代に採集された北海道産「アサヒヒョウモン」や「ダイセツタカネヒカゲ」なども展示されています。
倉敷市自然史博物館に寄贈されたコレクションの数は去年から今年にかけて特に多かったといいます。
これは、熱心なコレクターの多い世代が高齢化で手放す時期に差し掛かり、今後さらに増えることが予想されています。
【インタビュー】
・倉敷市自然史博物館 奥島雄一 学芸員
新着資料展2020は来月(8月)7日(金)まで自然史博物館で開かれています。
終わり♯