岡山県は新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、8月1日から31日までの対応方針を決めました。
新しい「県民へのメッセージ」として・キャバクラやホストクラブの利用を控える・帰省する時の高齢者との接触に特に気を付けてほしい、など、4つ注意を呼びかけました。
対策本部会議では初めに今月の岡山県内の感染状況の報告がありました。
7月は29日までに45人が感染し、夜の街では2件のクラスターが発生しています。
感染者の半数以上が20代ということから無症状や継承が大きい若者と重症化リスクの高い高齢者との接点などを重点に感染防止への新しい対応を決めました。
新しいメッセージでは(1) キャバクラやホストクラブの利用を控える(2) 帰省する前の2週間程度は夜の街や3密が重なる場所への出入を控える(3) 帰省後、高齢者と会うときは、時間を短くするなど気を付ける(4) 高齢者は外出する際には、人混みを避けようーの4つの点を明記して慎重な行動を呼びかけています。
高齢者の外出では、スーパーマーケットなどで若い世代との接触を避けるため、高齢者専用や高齢者優先の時間帯を設定するよう事業者には要請します。
イベントなどについては緩和することなく参加者は5000人以内とし、屋内での開催は収容定員の半分以下とすることを引き続いて求めています。
また、施設の利用に関しては、LINEを活用した利用者へのお知らせシステム=愛称・もしサポ岡山を来月(8月)上旬に導入します。
登録を希望する店舗やイベント主催者にQRコードを発行し、感染者が利用した施設などを訪れた人に通知するサービスです。登録は無料で積極的な利用を求めています。
今後の医療体制については病床数は250床確保できたこととと宿泊療養施設207室の用意が出来たとの報告がありました。
新しい県民へのメッセージは8月1日から31日までの方針としていますが、感染の状況によっては短期間での変更があります。
なお、倉敷市はきのう(29日)夜、市内5例目として70代女性の感染が確認されたと発表しました。
女性は28日に陽性が判明した70代男性と同居している妻で、濃厚接触者としてPCR検査を受けていました。
女性に症状はありません。
倉敷市では濃厚接触者や女性の行動歴を詳しく調べています。