倉敷青年会議所とノートルダム清心学園が連携して開いた「生きる力楽習カレッジ理界村2020」で、児童たちが身近な科学を楽しく学びました。
今月2日にノートルダム清心学園清心中学校・清心女子高校で開かれたイベントには、午前と午後の部に分かれてそれぞれ小学校高学年の児童30人ずつが参加しました。イベントはゲーム感覚で楽しく科学を学んでもらおうと企画されています。児童たちは摩擦の力や動滑車などを使った5つの実験の挑戦し、敵の弱点が書かれたカプセルを集めていきます。それぞれの実験場所では、有志で集まったノートルダム清心学園の中学生と高校生が、先生として、実験方法や仕組みを教えていました。児童たちに大人気だったのが、「爆発チャレンジ」です。
缶の中にアルコールを吹きかけて紙コップで蓋をして、缶に空いた穴に火を近づけます。
実験の後には、この爆発の仕組みが車のエンジンと同じであることが説明され、実験を楽しむだけでなくこの現象が身近なものであると学んでいました。
そのほか、動滑車を使って、およそ130キロの重りを持ち上げたり、水に溶かすと冷える尿素の化学変化を使って簡単な保冷剤を作ったりする実験が行われました。
また、指導にあたった生徒たちにとっても、学びや発見の機会になっていました。
児童たちは実験に挑戦して集めたヒントから敵の弱点を見つけ、敵を倒した証となる「理界村」オリジナル石鹸を受け取っていました。
倉敷青年会議所は、ノートルダム清心学園と連携して去年から小学校高学年を対象とした学習イベントを開いています。
学習意欲の低下などの教育問題に目を向け、地域の子どもたちが意欲的に楽しく学べる場所を作ることを目的としています。
今年は、マスクの着用や消毒、換気の徹底、グループごとに分かれて開会式と閉会式を開くなど新型コロナ対策を十分にとって開催されました。
倉敷青年会議所は、新型コロナの状況を見ながら、今後も市民を対象とした様々な事業を計画していきたいということです。