西日本豪雨災害から、まもなく2年1ヵ月が経ちます。
倉敷商業高校の書道部が、災害復興に向けた思いとともに、今年7月に九州地方で起きた豪雨災害、それに新型コロナの影響で大きく変わってしまった日常から平穏な日々を取り戻したい、との願いを込めた作品を展示しています。
JR倉敷駅前地下道のアートギャラリーに展示されているのは、縦2メートル、横7メートルの紙に書かれた「願い」の力強い2文字と災害や新型コロナに負けないという言葉です。
このメッセージを多くの人に見てもらおうと、きょう(4日)から展示が始まり、制作を担当した3年生の部員が設営にあたりました。
倉敷商業高校書道部は、西日本豪雨の直後から書道を通じた復興活動に取り組んでいます。
災害直後の2年前は「今を生きる」、去年は災害の記憶を風化させないよう「明日へ」の文字を書き、思いを表してきました。
今年の作品「願い」には、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」をアレンジした詩を添え、災害や新型コロナに対する部員たちの強い願いを伝えています。
作品は、8月末まで展示される予定です。