「せんいのまち児島」の名産の一つ真田紐を使った展示会が、倉敷美観地区のギャラリーで開かれています。
縦紐と横紐を組み合わせて織られた丈夫で美しい真田紐です。
江戸時代には由加山の参拝者が土産物として買い求めるなど人気を集めていました。
こちらでは、倉敷市児島唐琴の坂本織物が製造している真田紐を使った作品およそ500点が展示されています。
ギャラリーの中央で目を惹くのは、真田紐の花やビー玉などを使ったテーブル一面に広がる作品です。
これは、坂本織物がフラワーデザイナーの八木和美さんと共同制作したもので、唐琴の高台から見える海の景色をイメージしています。
海や島の色をした花がキラキラと光るビー玉と調和しています。
また、真田紐を使ったアクセサリーや生活小物なども並びます。
細めの真田紐を使った靴紐は、一度結ぶとほどけにくくカラーバリエーション豊かです。
新型コロナの感染拡大で必要不可欠となったマスクは、真田紐のワンポイントと和柄のゴムを取り入れオリジナル要素が現れています。
和風の世界観を保ちながら日常に取り入れやすい小物が並ぶ「真田紐と暮らす夏」は、今月30日まで開かれています。