新型コロナの影響で観光客が減っている中で、玉野市のゲストハウスが新たな取り組みを始めています。
玉野市の宇野港から北西へ徒歩15分ほどのところにあるゲストハウス『虎所[lit ]』です。
こちらのゲストハウスは、2016年に築130年ほどの古民家をリノベーションしてオープンしました。
名前は、ゲストハウスを構える土地の昔の名前『虎所』と、英語で「明かり」やフランス語で「ベッド」を意味する『lit』を組み合わせています。
オーナーの山下幸紀さんは、「『明かり』に人々が集う交流の場」をつくることを目指しています。
観光客が多い8月は、例年1ヵ月に200人ほどが訪れ、歴史を感じる民家での滞在を楽しんでいました。
しかし、新型コロナの影響で、利用者のおよそ95パーセントを占めていた外国人観光客がほとんど来られなくなったことを受け、ゲストハウス事業に加えて今月中旬からシェアハウスとしての利用を募集し始めました。
ゲストハウスとして使っていた5つの部屋のうち、2階にある2つの部屋をシェアハウスとして使えるようにしています。
シェアハウスの利用者は、自分の生活スタイルに合った家具を持ち込むことができるほか、共用のミニキッチンやランドリー室も自由に利用できます。
また、Wi‐Fi環境も整っているため、在宅ワークに取り組むことが出来ます。
家賃は、光熱費や水道代などを含めて1ヵ月およそ6万円です。
1週間や10日間などの短期間の利用を募集していて、玉野市に移住を考えている人などがお試し期間としてシェアハウスに住むことも薦めています。
虎所[lit ]のシェアハウスの利用は、電話やメール、インターネットの予約サイトから受け付けています。
こちらでは、シェアハウスとゲストハウスの両方の利用ができるので、過ごしたい方法を選んで交流の場を楽しんでみてはいかがでしょうか。