続いては倉敷市真備町からです。
介護老人保健施設が新たなスタイルのデイサービスを始めています。
成人病センターが運営する介護老人保健施設「ライフタウンまび」です。
健康寿命をのばすことをコンセプトに動物セラピーや農業といったさまざまな「体験型のケアサービス」を展開しています。
そして、今月から新たなプログラムが始まりました。
介護が必要な状態になる前の「要支援」の認定を受けている人を対象とした3時間の短いプログラムです。
歩行や外出、それに社会との繋がりを促します。
この日はお揃いのエプロンを着て料理をしました。
作る手順を読んで説明を聞いて段取りを考える・・・。
頭を使いながら手を動かす料理は実は「料理療法」と言って軽度の認知症の予防に役立ちます。
こちらの85歳の渡辺久雄さんはこれまで全く料理をしたことがありません。
理学療法士や作業療法士がついて一人ひとりに合ったリハビリに活かしていきます。
献立は管理栄養士が決めています。
トマトと卵の炒め物にトマトの酢豚、具だくさんの味噌汁。
手分けして作ったお昼ご飯が完成しました。
この短時間のデイサービス「ライフタウンまびリーフ」は倉敷市の要支援認定を受けている人を対象に週2回まで午前11時から午後2時で行っています。
少子高齢化が進むなか、健康寿命をのばす新たな取り組みが始まっています。