この時期米農家が作業に追われるのが田んぼ周辺の草刈りです。
農家の高齢化が進む中、県は農家などを対象にリモコン操作で動く草刈り機の実演を行い効率的な農業の方法を紹介しました。
リモコンを使ってラジコンのように動かすことができる草刈り機です。
ロボット技術など先端技術を活用する「スマート農業」の一つとして今注目が集まっています。
県はリモコン草刈機を知ってもらおうと倉敷市や総社市を中心とした農家およそ40人を対象に実演会を開きました。
今回紹介されたリモコン草刈機はアテックス社の「神刈」という製品です。
この草刈機はエンジンとモーターのハイブリッド仕様で最大で45度の傾斜でも運転することができます。
そのため草刈りの中で最も作業が大変な傾斜地でもリモコン操作だけで進めることができます。
この製品は去年4月に発売されてから県内でも中山間地域を中心におよそ10台が導入されスマート農業が進んでいます。
実演会では参加した農家が実際にリモコンを操作して草刈りを体験していました。
県は効率的な農業の普及を目指して今回初めてリモコンを使った草刈り機の実演会を開きました。
1台300万円超え草刈機としては高額ですが共同で購入するなどして高齢化への対応や担い手の増加につながればと考えています。
最新技術を活用してより安全により効率的に作業を行う。今後スマート農業の普及が進んでいきます。