倉敷市は9月議会に提案する補正予算案を発表し新型コロナウイルスの感染拡大に備えて保健師の増員など保健所の強化や宿泊業での感染対策の整備費を補助する方針を示しました。
補正予算案には新型コロナウイルス感染拡大に対応するための事業が盛り込まれました。
保健所の体制を強化するため保健師を2人増員することや新型コロナの感染が判明した患者を自宅から入院先へ搬送するための専用車両を2台購入します。
さらに市内の学校園や美術館など公共施設のトイレの照明を感知式に変更し照明スイッチを介した感染防止を図ります。
また需要が落ち込む観光支援では観光客が安心して宿泊施設が利用できるよう自動検温など感染対策の充実に取り組む宿泊事業者へ200万円を上限に補助を行う費用も補正予算に盛り込みました。
その他、持続可能なまちづくりに取り組む自治体を国が認定する「自治体SDGsモデル事業」に倉敷市が選ばれたことからSDGsの普及啓発を行うリーフレットの作成や住民が地域の防災マップを作成できるシステムを整備するための費用4200万円が計上されています。
これらを含む一般会計の補正予算額の総額は60億6000万円で、9月1日から始まる定例市議会で提案されます。