自転車愛好家が立ち寄りやすい町にしようと地元住民と企業がサイクルスタンドの設置を始めています。
サイクルスタンドとはロードバイクなど固定できない自転車を高く上げて収納するものです。
壁に立てかけるよりも安心して店に立ち寄ることができます。
このサイクルスタンドの設置を思いついたのは被災した地元の男性でした。
木谷さんの考えに賛同したのが真備町市場の木製家具を製造するホリグチです。
真備船穂商工会青年部に所属する社長の堀口真伍さんは偶然にも木谷さんと同じように真備を自転車愛好家が訪れやすい町にしたいと考えていました。
サイクルスタンドの製造は初めての試みでしたが岡山県産の木材で家具を製造するホリグチらしく贅沢にヒノキを使っています。
レーザー加工でお店のロゴを入れて完成すると早速、地元のパン屋「パンポルト」に設置しました。
現在、真備町内にはパンポルトのほかうどん屋「さるや」とヘアサロン「アコリエンテ」の3カ所に設置されています。
地元住民の提案に地元企業が賛同し、地元のお店に活気を与える。
真備町の復興への強い想いが人と人を繋いでいます。