倉敷市船穂地区の特産品「マスカット・オブ・アレキサンドリア」でワインを醸造しているふなおワイナリーで仕込み作業が始まりました。
ふなおワイナリーでは船穂町の特産であるマスカット・オブ・アレキサンドリアを使ったワインを製造しています。
きょう(2日)からワインの仕込みが始まり、用意されたマスカット3・2トンの実を搾り果汁を出す作業をしました。
専用の機械を使って房になっているブドウを果実と軸とに分け、実を潰していきます。
果汁は一晩置いて絞ったのちワイン用の酵母を加え発酵させます。
これまではワイン用のマスカットを栽培している農家からも仕入れていたそうですが、栽培農家が減少していることもあり、今年から自社栽培のマスカットのみでのワインづくりに切り替えています。
今年は例年より2トン少ない8トンのマスカットをワイン用に仕込みます。
新型コロナの影響で船穂ワイナリーでは4月・5月の売り上げが例年の3割まで減少。
7月は7割ほどまで回復したそうですが、今後さらなる需要回復に向けPRしていきたいとしています。
今年はフルボトル750mlでおよそ8300本のワインを製造する予定です。
ワインは、甘口・辛口のほかスパークリングワインのあわせて5種類が作られ、11月頃には販売されるということです。