岡山県の代表的な繊維製品の1つ「帆布」を見て、触って楽しめる展示会が倉敷市玉島のアートスペースで開かれています。
会場には、帆布の強度の高さを実感できるコーナーが作られています。
まずはこちらの3種類の帆布です。
倉敷市曽原の生地製造メーカー「タケヤリ」が作った帆布で、現在は生産されていない原始的な織機で織られたものです。
編み目の詰まり具合で硬さが異なる帆布を実際に触りながら感じることが出来ます。
こちらでは、帆布の強さを調べる実験の動画が上映されています。
たて30センチ、横5センチの帆布が耐えられる重さを量るものでなんと367キロまで支えることができ、小学4年生およそ10人の重さです。
また、展示会と同時に、帆布コースターづくりを200円で体験できるワークショップも開かれています。
帆布の端糸を抜いてフリンジを作り、好きな模様を色付ける簡単な工程で、素材と触れ合うことが出来ます。
この展示会は、「帆布」の力強さや魅力を広く知ってもらおうと岡山県の繊維産業を研究しているNPO法人地域資源文化研究所が開きました。
「布のチカラを思い知れ!!」は、今月22日(火)まで開かれています。
あす(19日)からは、玉島商業高校の生徒が製作した帆布のキーホルダーやマスクケースの販売が始まるということです。