倉敷市浅原の重井薬用植物園で園内に生息する秋の草花の観察会が開かれました。
観察会は季節の草花を楽しんでもらおうと毎月開催されています。
「壱師の花咲く野道を楽しむ」と銘打った今回は6ヘクタールの園内に生息する秋の草花およそ20種類を植物園の片岡博行園長の説明とともに観察しました。
秋の七草のひとつフジバカマは市内で採取したものを園内で育てています。
家庭で楽しめる園芸用のものと違い、他の草花と共存するため背が高くなっているなどの説明がありました。
万葉集の中で壱師の花と詠まれたとされ、例年野道を赤く染めるヒガンバナは朝と夜の寒暖差があまりなかったことが原因で、つぼみが1輪だけの状態でした。
この他にもトラのしっぽに似ていることから名づけられたミズトラノオやマツムシから名前をとったマツムシ草などを見て回りました。
参加した人は、草花を写真に収めるなどして楽しんでいました。
重井薬用植物園の次回の観察会は10月25日に行われます。