備前市で活動する備前焼作家 伊勢﨑 晃一朗さんの作品展が、倉敷市中央の工房イクコで開かれています。
会場には、伊勢﨑さんが今年に入って制作した作品およそ80点が並びます。
伊勢﨑さんの作品は動きのあるものが多く、可塑性のある土の様々な表情を引き出しています。
会場1階の中央で存在感を放っているのは、作業を3日に分けて手びねりした花器です。
こちらのぐにゃりとした形が特徴的な作品は、「孕」と題された花器です。
壺の内側の一部を削って形を窪ませ、船の帆が風を孕むような動きを持たせています。
花器のほかにも茶器や酒器などが並び、それぞれが形や焼き色で異なる印象を与えています。
「伊勢﨑 晃一朗 展」は、今月27日(日)まで開かれています。
また、伊勢﨑さんの作品は、来月10日から岡山県立美術館で開かれる「THEBIZEN」でも展示されるということです。