水墨画に現代風のモチーフを取り入れた作品が並ぶ現代水墨画展が倉敷公民館で開かれています。
作品展を開いたのは、現代水墨画のグループ「聖墨会」です。
聖墨会は、14年前に、ライフパーク倉敷の水墨画講座生を中心に発足した現代水墨画の会です。
現在は9人の会員が月3回の教室で水墨画を学んでいます。
作品のモチーフは白川郷の合掌造りの集落や熊野古道など日本の原風景を描いた作品のほか、水島コンビナートの風景や妖精といった水墨画では珍しいモチーフの作品が並んでいます。
会を主宰し講師を務める平松 嗣生さんは「従来の水墨画にはない現代風な題材を取り入れて描く自由さが現代水墨画の魅力だ」と話します。
このほか会場には、墨彩画も展示されていて、会員の個性あふれる作品を楽しめます。
伝統的な水墨画法に現代感覚を織り交ぜて描かれた作品が並ぶ聖墨会の現代水墨画展は、10月4日(日)まで倉敷公民館で開かれています。