玉野市できょう(2日)、地域住民が主体となり作成する「地区防災計画」について、市の職員などが学ぶワークショップが開かれました。
ワークショップには玉野市の職員14人と黒田 晋 市長が参加しました。
講師を務めたのは地域防災に詳しい香川大学の磯打 千雅子特命准教授です。
磯内特命准教授によると地区防災計画の作成に重要なのは、行政側の情報提供や地域住民が考える場のきっかけづくり、そして、計画に必要な地図などのツールだということです。
ワークショップでは玉野市の良い点や悪い点を洗い出し、それをヒントに地区防災計画を通じてどのようなことに取り組むか、玉野らしい地区防災計画はどのようなものかを3つのグループに分かれて考え、発表を行いました。
このワークショップは自治体の住民や職員に地区防災計画の作成などについて学んでもらおうと、内閣府が全国の自治体と連携して開いているものです。
今年度は地震や津波のおそれがある玉野市をはじめとした全国8つの自治体で行われます。
ワークショップは来月も開かれ、次回は段ボールベッドの組み立てなど災害時を想定した訓練も行われます。
玉野市はこのワークショップで職員が学んだことを市民に還元していく方針です。