真備町ゆかりの奈良時代の偉人吉備真備公を偲ぶ「弾琴祭」が3日倉敷市真備町で開かれました。
「弾琴祭」は中秋の名月の頃に合わせて行われる恒例行事です。
昭和24年から毎年真備公を偲ぶため、地元住民が集まり祭事を行っていて、今年、72回目の式典が行われました。
奈良時代の学者であり政治家の吉備真備は遣唐使として2度唐に渡り、囲碁の文化や天文学などの知識を持ち帰ったほか、カタカナを発明したとされています。
吉備真備が晩年琴を弾いたといわれる「琴弾岩」では琴奏者の横田慈さんと尺八奏者の荒川萄山さんが雅な音色を奏でました。
今年は新型コロナの影響で河川敷での催しは行われませんでしたが、式典のあとに花火が200発打ち上げられました。