倉敷市は児島唐琴町にある王子が岳レストハウスの活用策を検討しようと、民間事業者の提案事業を施設で試験的に実施してもらうトライアル・サウンディングを初めて実施しています。
トライアル・サウンディングとは行政が活用を検討している施設などに対して民間事業者が提案を検討している事業をまずはトライアルで実施してもらう期間を設けるという取り組みです。
民間事業者は制度を利用することで施設の顧客ニーズや必要な設備、収益性などについて確認することができます。
行政側はどういった業種・業態でどのくらいの集客や売上が見込めるのかといったデータを収集することができます。
王子が岳レストハウスは巨大な岩や珍しい形状の岩が連なり、瀬戸内海の島々や美しい夕陽を臨むことができる王子が岳にある休憩所です。
休憩所は月曜以外の週6日営業していますが建物は建築から50年以上が経過していて現在は観光客や利用者が少なくなってきているということです。
倉敷市は施設の活用方法や今後のあり方を検討するため今回初めてトライアル・サウンディングを実施しました。
王子が岳レストハウスのトライアル・サウンディングの期間は来年9月30日までを予定しています。
希望者は倉敷市との事前相談や、現地で施設の確認を行うことができます。
利用期間は原則として最短で1日、最長で1ヵ月程度です。
すでに民間事業者から数件の問い合わせが入っているということです。
トライアル・サウンディングの詳細ついては倉敷市観光課のホームページをご確認ください。