新型コロナウイルスの影響で企業やイベント会場への献血バス派遣の中止が相次ぎ、県内でも献血者の数が減少しています。
県内では今年4月から7月の間は献血バスなどで一般的に行われている400ミリリットル献血が、200人から500人程度当初の計画に対して下回りました。
岡山県赤十字血液センターでは、これまで主な献血バスの派遣先だった大学や企業以外の派遣先を模索していますが、今後もコロナの影響で例年実施されているイベントの多くが中止や縮小となる見込みから、献血協力者数の減少が危惧されています。
安心して献血を行ってもらうためのコロナ対策についてきょう午後、倉敷中央病院に派遣された献血バスには40人以上が訪れました。
献血会場で合わせて実施されることが多い骨髄バンクのドナー登録者数もコロナの影響で減少しています。
県内の登録者数は8月末現在で、前年度に比べ半数程度の200人となっています。
岡山県赤十字血液センターによると現在、県内では医療面に大きな支障は出ていませんが、現在の状況が長引けば血液不足や骨髄バンクのドナー登録者不足が深刻化するおそれがあるとしています。
なお、岡山県赤十字血液センターでは献血バスの派遣先を募集しています。
募集については献血推進課までお問い合わせください。
岡山県赤十字血液センター献血推進課TEL086ー256ー6568