岡山県出身の作家を父に持つ5人の美術作家が結成した「ラピス会」の作品展が天満屋倉敷店の美術画廊で開かれています。
ラピス会には、吹きガラスや備前焼、絵画、布アート、ジュエリーの5つのジャンルで活躍する作家が所属しています。
会場には、父親の背中を見て育った5人がジャンルの垣根を越えて切磋琢磨し合った作品が展示されています。
こちらは、「倉敷ガラス」創始者の小谷眞三さんの長男小谷栄次さんの作品です。
青みがかったガラスの色やゆるやかな曲線が1つ1つ違う表情を生み出しています。
こちらは、ガラス工芸家の松島巌さんを父に持ち布アート作家として活動する松島千紗さんの作品です。
淡い色で染めた包帯を重ね、立体感と模様を作った壁飾りなど色彩豊かな作品が特徴的です。
そのほか、備前焼の花器や酒器を手掛ける金重潤平さんや、総社市出身の風景画家児島慎太郎さん、金属製のジュエリーを作る内山直人さんの作品などおよそ120点が並びます。
5人の個性あふれる作品が一堂に集まる「ラピス会展」は、今月12日まで開かれています。