倉敷市真備町の箭田まちづくり協議会は、持続可能な小田川河川敷を作ろうと維持管理方法を探る実験を始めています。
箭田まちづくり協議会は、国土交通省の委託を受け、小田川河川敷の二万橋から福松橋までの区間を管理しています。
これまで草木が茂っていた河川敷にマレットゴルフ場を作るなど地域の人が川に親しみを持ち、身近な場所として管理できるよう整備を続けてきました。
そして、先月から河川敷の管理の仕方について確立するための実験を始めています。
実験は、河川敷を8つの区画に分けて定期的に草踏みや草刈りをして記録を取り、草の育ち方や植生の変化に合った効率の良い手入れ方法を知ろうとするものです。
河川敷の草を踏むことで、背丈の高い草が育たなくなり、河川敷の樹林化の防止につながるとされています。
また、踏み固められた低い草がしっかり根を張ることで強固な地盤をつくります。
この日(11日)は、マレットゴルフの参加者に10分間の草踏みに協力してもらった後、会員たちは、草の高さや種類、地面の硬さなどを調べていました。
最終的には、実験結果を元に河川敷一帯の整備を進め、地域の人が集まる場所を増やしていきたい考えです。
この実験は来年3月まで行い、結果を国交省と共有する予定です。