倉敷市水島で環境保全活動を行っている水島地域環境再生財団=みずしま財団が設立20年を記念した講演会を開催しました。
講演会にはみずしま財団の石田正也代表や地元住民などおよそ60人が出席しました。
今年3月で結成20年を迎えたみずしま財団は、2000年の倉敷公害訴訟を機に結成。
以来、住民参加型の八間川水質調査や海底ゴミの調査、学生を対象にした環境学習など水島地域の環境保全と人材育成を進めてきました。
講演会ではこれまでの活動を振り返った後、20周年の節目に合わせ10年後の水島について考えたプランを発表しました。
プランにはコンビナートを植樹した木で包む「グリーンベルト」など7つのアイデアが盛り込まれ、水島を持続可能な地域にするために住民に協力を呼びかけました。
また、講演会には京都府立大学の宗田好史教授が出席し、世界の国々の発展の歴史と環境汚染の関係を説明しました。
そして環境問題の解決にはSDGsを段階的に達成していく必要があると訴えました。
みずしま財団では来年春ごろに八間川の水質調査を行う予定です。